ほっと篠山法律事務所へようこそ 弁護士 谷田豊一


 

 

2026年4

阪原弘さんの言葉

 阪原さんは、2011年(平成23年)3月18日に亡くなられた。

 強盗殺人罪で無期懲役という誤った判決で服役していた阪原さんの再審請求の弁護人として、広島刑務所で再審の裁判の準備をするために面会をしていた時に忘れることができない会話がありました。

 確定判決で、有罪判決の決め手となった被害者方にあった手提金庫が発見された石原山へ引当捜査に連れていかれた時の様子を想い出して説明してほしいと質問しました。

 阪原さんは、何やらわからんうちに、終わった。どっちに行ったらよいのやらわからんで迷っていると、警官からどっちや、どっちやといわれるので、えい、こっち行ったれとあてずっぽでうろうろしている間に終わった。警官も変な顔をしていたので、失敗したと思ったと説明。

 引当捜査の実態が、金庫発見現場とそこに至る経路を知らない阪原さんが、試行錯誤の末に辿り着いたエピソードの記憶として語られました。

 この引当捜査の様子をまとめた警察官が作成した実況見分調書は、金庫発見現場を案内する様子であるとの説明が付けられた19枚の写真を使って阪原さんが現場の知識を持って要所要所を順次案内しているという強い心証を与える内容になっていました。これに、引当捜査の様子を見ていた警察官と検察官が、阪原さんは現場を知っているとの強い心証を持ったという証言を加えました。

 この引当捜査の実況見分調書と証言が、阪原さんを犯人と認めることができない証拠状況の中で有罪とする決め手になる最も重要な証拠になって無期懲役の判決が確定してしまっていたのです。

 警察官や、検察官は、起訴された被告人が真犯人だという確信を持って証言しますが、誇張したり、本当に目撃していないことを目撃したと供述することもあります。しかし、これに現場で撮影された写真が証拠として加わると証言の持つ証明力がさらに強固なものと評価されてしまいます。

 この強固な証明力を獲得してしまっている旧証拠を崩すには、阪原さんが広島刑務所の面会室でエピソードとして語られた捜査の実態をヒントに新証拠を探すことになりました。

 引当捜査の際の警察官と阪原さんの移動状態を客観的に記録しているのは、ネガフィルムなので、これを調査するために、検察官に証拠の開示を求めました。

 ネガには、金庫発見現場までの経路を移動して金庫発見場所まで辿り着いた後、その帰り道で、行道を案内する演技をさせて撮影した写真が多数撮影されていました。

 ネガから現像した写真全部の中から、帰り道で撮影した写真を行き道で撮影された写真と繋ぎ合わせて、現場を知っているとの強い印象を与える連続写真にしていました。

 最も案内が難しいとされる獣道のようになっている山中を移動している様子の写真が行道では1枚も撮影できていないのに、帰り道で行道を案内している演技をさせて撮影された写真を行き道を案内している写真であると嘘の説明を付けて実況見分調書が作られていたことなどがわかりました。

 捜査の実態は、警察官が作った実況見分調書や、警察官や検察官の証言にはなく、作成のもとになった現場で収集されたネガや、現場録音や、メモ、図面の中にあるということを、阪原さんの語った言葉に教えられ、再審開始決定に辿り着きました。 

 

 

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